【八ヶ岳】蕎麦打ち名人が北杜市に見つけた桃源郷『長坂 翁 （おきな）』

穏やかな林の中で楽しむ、自家製粉で作る本格的な手打ち蕎麦

長坂駅から南方面へ約2.5ｋｍ。

富士山と甲斐駒ヶ岳を望める、静かな林の中に、そば打ち名人高橋邦弘さんがオープンした名店がこの『長坂 翁』です。

高橋さんが東京・南長崎で開いた『翁』は、名店の名をほしいままにしていましたが、1986年にこの地に移住し、自家製粉を始めます。

その日の気温や湿度などによって微妙な調整を繰り返しながら、仕上げていく彼の蕎麦のスタイルを確立したのが、この長坂だったと言われています。

いつ訪れても極上の一枚が味わえる理由は、この微調整の感覚。

現在、店は大橋誠さんが引き継いでいますが、素材を選ぶ技術と、そば打ちの確かな技術で師が培った技術をキープしています。

木々が揺れる音や鳥のさえずりに耳を傾けながら楽しめるのは、本格的な手打ち蕎麦は格別です。

・メニュー

麺は2種類。

そば殻をしっかりと剥いてから粉にする綺麗なウグイス色の「ざるそば」と、麺が太くしっかりとした歯ごたえと食べ応えが楽しめる「田舎そば」。

「さる」と「もり」を基本に、季節によって「温盛り」「釜揚げ」「かけそば」「ゆばそば」などで給されます。