【レシピまとめ】映画『リトル・フォレスト 冬』の料理をすべて作ってみたい

レシピ

 

出てくる料理が、ことごとく美味しそうな『リトル・フォレスト』。

田舎暮らしで食べられる料理の知恵が詰まったレシピ集としても使えるこの作品なので、自分でつくってみたい!と思い全レシピのリストをまとめてみました。

このページは、映画版の「冬」のパートのレシピをご紹介。

映画版とコミック版をあわせれば、実際のレシピの概略は載っているので、試しながら、レシピを自分の好みの味に合わせていこうか、と考えています。

つくり始めたら、アレンジの仕方やコツなど、随時更新していきます。


『リトル・フォレスト』映画版

『リトル・フォレスト』コミック版

冬 1st dish:「クリスマス・ケーキ」

※コミック版では2巻28th dish

 

母のクリスマスケーキは、外見は生クリームの直方体。ナイフを入れると、赤と緑のクリスマスカラーに。

赤は、赤米で作った甘酒入り、緑はほうれん草入り。

赤米は育てつらいので、黒米で紫色のケーキに。

黒米で甘酒をつくる際に、水分少な目で濃い目に仕上げる。黒米はもち種なのでかなり甘くできる

 

「紫と黄の2色ケーキ」材料

黒米ケーキ(紫ケーキ)
黒米の甘酒(なるべくつぶつぶの部分):150g
小麦粉:150g
ベーキングパウダー:小さじ 1.5杯
油:50g
砂糖:50g

かぼちゃケーキ(黄色ケーキ)
ゆでカボチャ(つぶしておく):150g
小麦粉:150g
ベーキングパウダー:小さじ 1.5杯
油:50g
卵:1個
砂糖:50g

 

「紫と黄の2色ケーキ」レシピ

<紫ケーキの生地つくり>
① 油と砂糖をよくすり合わせる
⓶ 粉類をふるって加え、ザックリ混ぜる
③ 黒甘酒を加え、さらに混ぜ合わせる
④ 型の4/10の高さまで入れる

<黄ケーキの生地つくり>
⑤ 1.を参考に、そこに卵を加えて、よく合わせる
2.3.で甘酒の替わりに煮たカボチャを入れる
⓺ 紫生地の上に、黄色生地を、型の8/10まで入れる

⑦ 180℃のオーブンで50分~1時間焼く
⑧ 焼きあがったら、すぐにラップして膨らんだ面を下にして冷ます
⑨ 断面を縦において、表面に生クリームを塗ってでデコレーションする

 

*甘酒は真っ黒になるけれども、、小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖・油と混ぜて、生地にすると、ちょうどいい紫色になる
*紫色を鮮やかにするために、この生地には卵は使わない
*紫に合うのは、黄色なので、ゆでカボチャ入りの黄色い生地も作る

 

 

冬 2nd dish:「なっとうもち 」

※コミック版では1巻4th dish

納豆もち

 

餅の保存法

① ついた餅を、薄く延ばす
⓶ 少し置いて固さが出たら、包丁で四角に切る
③-1 片栗粉を多めにまぶし、くっつかないようにして、菓子箱のような紙箱で保存する
③-2 ワラで括って干し餅にする
→干し餅は1日水につけて戻す
③-3 ビニールに包んで冷凍していく

 

 

冬 3rd dish:「凍み大根」 

※コミック版では2巻29th dish

寒さを活かした保存食の数々。

凍み大根

 

「凍み大根」作り方:簡易版

① 皮をむいてふたつ割にする
⓶ そのまま干し上げる

 

煮しめにには、凍み大根が欠かせない。
① 米のとぎ汁で戻したニシンなんかと炊き込むと、味を含んで美味しい
⓶ その季節にある野菜を加えて炊く
特に山ウドや根曲がり竹がとても合う。

 

「凍み豆腐」作り方

① 豆腐を2~3センチ厚に切る
⓶ 夕方、ザルに並べて、外に干しておく
③ 翌朝、大豆色の凍み豆腐になっている。
④ それを一度、水で戻して、水気をしぼる
⑤ わらで編んで干せば干し豆腐になる

 

煮るとだし汁をたっぷり含んで、口に入れるとジュワッとうまい。

干し柿

 

「干し柿」

① 秋に柿の実がまだ固いうちに枝ごと採る
⓶ 下手を残して皮をむく
③ T字の枝を縄に挟んで軒下につるしておく
*たまに手でもんでおくと、柔らかい干し柿になる

 

そのままでお茶うけに。
細かく刻んで、大根のなますに少し入れると、酸味と甘さのコントラストで美味しい。

 

 

冬 4th dish:「ラディッシュと焼きいも 」

※コミック版では2巻19th dish

街に出たときの思い出を回想する回。

ラディッシュの浅漬け

ラディッシュをカップ麺の器で育て、ラディッシュで即席漬けをつくるエピソードが語られる。

焼き芋食べながら。

 

冬 5th dish:「アズキ」

※コミック版では2巻18th dish

小豆は万能。
未熟な柔らかい小豆は、サッと煮れば、そのまま食べられるし、餅やひっつめに絡めてもいい。
スープの具にもできる。
ほんのり甘く煮たアズキを、マフィン生地に混ぜ込んで焼く。つめたく冷やしてそのまま
甘く煮た粒あんは、小麦粉と塩、ふくらし粉を水でこねた生地にくるんで、フライパンで焼けばおやき風、蒸せばまんじゅう。

 

あずきスコーン

 

「あずきスコーン」レシピ

<材料>
つぶあん:大さじ2杯
小麦粉:150g
ベーキングパウダー:小さじ1.5杯
バター(冷やしておく):50g
スキムミルク:小さじ1杯
水:少々

① 粉とベーキングパウダー、スキムミルクをふるい、バターと共にもみほぐして粒状にする
⓶ あんこを加え、混ぜ合わせる
③ 水を加え、生地を耳たぶくらいのかたさに
④ 10等分くらいにまとめて、200℃で20分ほど焼く

 

小豆レシピがもりだくさん!

 

 

冬 6th dish:「ひっつみ」

※コミック版では1巻3rd dish

餅の代わりにと思えば、だいたいの料理にあう。

バリエーションで生地を焼けば、チャパティに。ニョッキのように、パスタのようにも使える。

ひっつみ

 

レシピ

① 小麦粉を水で練り、耳たぶくらいのかたさにする
⓶ 2時間以上寝かせる
*じゅうぶんに寝かせないと、コシが出ない
③ ⓶をつまんで、薄く延ばしてちぎる
④ 汁に入れてゆでる

 

 

 

冬 7th dish「塩漬けワラビ」

※コミック版では2巻30th dish

わらび

 

「ワラビ」下ごしらえ

① 芽が開く前のワラビを選んで摘む
⓶ ストーブの草木灰(あるいは重曹)をまぶして、熱湯に一晩ひたし、アク抜きする
→すぐ食べるものは、これで食べられます

 

「塩漬けワラビ」作り方

① ワラビを桶などに入れる(塩漬けの場合、アク抜きせずに、生のまま)
<コツ>
とにかく塩をケチらずに、塩の中に埋まっている状態にする。
塩が足りないと、ワラビが溶けてなくなってしまう

 

「塩漬けワラビ」使い方

「塩漬けワラビ」を戻すには、一晩水に漬け塩抜きしてから、サッとゆでる
① 生姜醤油でそのまま
⓶ 煮物に入れる
③ みそ汁の具にする

 

 

 

 

 

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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