【車内泊カスタム】DIYでカスタム計画を立てる。やり方の選択肢とやることリスト

車中泊・バンライフ

 

【車内泊カスタム】DIYでカスタム計画を立てる。やり方の選択肢とやることリスト

自分だけの家をつくりたいように、車中泊用の車も、おしゃれで自分仕様にカスタムできたら最高じゃないでしょうか。

それを実現するのは、ある程度はDIYで自作したほうが近道だと思います。

どの部分をどうカスタムできるかをリストアップしました。

家づくりでも、掃除でもそうですが、上から下へ、外から中へ進めていくのが基本だと考えていますので、その順番に紹介しています。

 

外装リペイント

ボディカラーが気に入っていたら、もちろんやる必要はありません。

商用の箱バンをベースにしていると、どうしても退屈な外観になりがちなので、半分色をいれるだけで、印象がガラッと変わります。

「アルトピアーノ」

 

全体をリペイントすると、もっと遊び心が増しますね。

お気に入りの色にするだけで、愛着はグッと増します。

格安の商用バンなんかは、リペイント前提で考えるのもアリだと思います。

 

天井の断熱のDIYアイデア集

夜を過ごしたり、長い時間を車中で過ごす車中泊では、

夏の暑さをやわらげ、冬の寒さをしのぐために断熱はしておいたほうが快適です。

天井では、内張り(ルーフライナー)をはずし、断熱材を入れるカスタムが一般的です。

 

断熱(遮熱)アイテム

【定番】アルミ遮熱シート

もっとも手軽にできる天井断熱カスタムです。

アルミシートは、本格的なプロ仕様から、ホームセンターで売られている一般用まで、性能も価格も多様です。

 

【裏技】アルミホイル

一般的に、アルミ蒸着の遮熱/断熱シートは、蒸着の技術などによって性能が大きく異なるので、注意が必要です。

精度の高いものでなければ、単純なアルミホイルのほうが、遮熱率は高いと言われています。

キッチン用は破れやすいので、アウトドア用の厚手のものなら、十分に断熱効果が期待できます。

 

【定番】スタイロフォーム

本格的な断熱を目指すなら、住宅で使われる断熱材「スタイロフォーム」を使う手もあります。

厚さが最低でも2cmくらいはあるので、防音効果も多少はあると思います。

 

天井の防音DIYアイデア集

雨の日の車中泊のために、天井には防音対策をしておいたほうが快適です。

天井の鉄板に雨が直に打ち付ける音なんて気にならないという方や、耳栓で大丈夫という方ならなくてもいいのですが。

防音アイテム

【定番】レアルシルト

 

my choice!

少し値が張るのですが、東レ「ペフシート」という遮熱と防音効果のどちらもあるものがあるので、これを使うことにしました。

5mm厚程度の薄いものもあるので、取り回しが便利。

 

まず防音には、定番で「レアルシルト」。

その上に、防音・遮熱兼用の東レ「ペフシート」

そして断熱アルミシートと3段構え。

それぞれ単体で使うより効果はあるんじゃないかと期待しています。

 

 

天井デザインのDIYアイデア集

羽目板

天井を羽目板で覆い、ウッディにする方法も気になっているのですが、ここはインテリアの全体のバランス感が見えてからにしようと思っています。

 

NV200 車の天井を羽目板で板張りにしました

全面木で囲ってしまうカスタムも見かけますが、個人的にはトゥーマッチかな、と。

車なので、鉄の感触も残しておきたいですから。

 

 

窓の断熱・目隠しのDIYアイデア集

目隠しには、皆さん、いろいろアイデアを駆使していますね。

  • スモークフィルム
  • カーテン
  • プラダン

が一般的でしょうか。

断熱も兼ねて、

  • アルミ遮熱シート
  • スタイロフォーム

取付方法としては、はめ込み、吸盤、マグネットなど車側の状態や使う素材によって

 

my choice!

一番後ろのサイドウィンドウは、つぶしてしまおうと思っています。

見栄えをよくするために、板張りにしようかと思います。

床も羽目板で板張りにしようと考えているので、あまりにウッディになりすぎないかが気になって、天井の板張りは保留にしているんです。

ログハウスを作りたいわけではないので。

 

夜間時の目隠し兼断熱

サイドウィンドウとバック車内でライトをつける夜間時の目隠し兼断熱も同じ要領で、「東レ ぺフシート」と「アルミ遮熱シート」で作る予定です。

装着は、マグネットで手軽に。

 

 

 

 

 

換気のDIYアイデア集

断熱しつつも、気候によっては換気で対応したいものです。

 

【定番】網戸

夏場に窓を開けたい場合に、網戸は必須です。

車中泊をする場所によっては、蚊に刺されまくり、翌日運転どころじゃなくなるなんて状態は、シャレになりません。

 

【定番】小型換気扇をカスタム

より積極的に喚起したい場合は、PC用のファンをサイドガラスの上に装着するスタイルが王道です。

 

my choice!

ここは定番で行きます。

サイドウィンドウに目隠し&網戸付きのファンを自作します。

 

 

床の断熱/床材のDIYアイデア集

断熱材は天井で紹介したのと同じで、定番は「アルミ遮熱シート」と「スタイロフォーム」でしょう。

 

【定番】コンパネ+アルミ遮熱シート

もっとも安く、簡単に作る場合は、このセットでしょう。

1.5~2.0cm厚くらいのコンパネを車体の形にあわせてカットし、その下にアルミシートを挟み込みやり方で、十分快適な居室ができます。

 

 

 

スタイロフォーム

天井では

根太を自作する本格的なやり方から、ホームセンターで売っているすのこをうまく使っている方もいました。

 

床材のDIYアイデア集

そもそも床を作らなければいけないわけではないのですが、寝るだけでなく、車内での滞在時間が長くなるようだったら、あったほうが快適です。

高床のようにして、床下収納を活用している方も多いようですが、ずぼらな私から見れば、尊敬に値します。

絶対、床下なんかに収納したら、面倒くさくて、結局取り出さなくなりそうなので。

 

【定番】コンパネ+フロアシート

コンパネで床を平らにしている方の多く住居用のフロアシートを張って仕上げている方がほとんど。

人気は、フローリング柄のシートのようです。

フロアシートには、いろいろな柄のタイプがあるので、ずっとんだの使っている方がいたらコーディネイトの参考にしようと思ったのですが、なかなか見つかりませんね。

 

【定番】コンパネ+カーペット

こちらも住宅用のカーペットを張るスタイル。

 

すのこ

これは、もっとも手軽にできるカスタムだ、「なるほど」と思いました。

ホームセンターなどに、すのこのバリエーションは豊富ですから、確かに使えます。

 

my choice!

ネットを探した限りでは見かけなかったので、羽目板でフローリングを、ちゃんと組んでみたいものです。

間に「アルミホイル」でも挟んでおけば、冷房効率なども上がるでしょう。

安く手に入るなら、アウトドア用の「エマージェンシーブランケット」でも行けそうです。

 

ベッドのDIYアイデア集

車中泊というくらいなので、寝床は重要です。

旅が長くなればなるほど、ベッドの良さがいかに旅を快適にするか実感してくると思います。

 

▽詳細はこちらに▽

 

テーブルのDIYアイデア集

そのうちまとめます。

 

収納のDIYアイデア集

収納スペースとして使えるのは、天井、サイド、ベッド下、床下、1人の場合は助手席と、いろいろ工夫のし甲斐がありそうです。

 

電源のアイデア集

電気を使わないエコなキャンプも楽しいですが、長旅になればなるほど、必要となってくるのが電源。

スマホやPCの充電くらいでしたら、シガーソケット/アクセサリーソケットなどからの走行発電の電源で足りると思いますが、ポータブル冷蔵庫などを使うなら、別途用意しておいたほうが、快適な車中泊ライフを送れます。

電源を確保するためには何らかの大容量充電池は必要で、もっとも手軽なのがポータブル電源でしょう。

 

ポータブル電源

災害対策などから注目を浴び、ラインナップは豊富になってきたので、自分が使う容量に合わせて、選んでいけます。

充電方法は、

  1. 事前に家などで充電
  2. アクセサリーソケット、あるいは走行発電システムからの充電
  3. ソーラーパネルからの充電

が考えられます。

1.はどのモデルでもできるでしょうが、2. 3.に対応するポータブル電源も増えてきました。

選ぶポイントとしては、自分が車中泊スタイルに沿った容量のもの、そして上記の充電方法の2. 3.に対応するモデルであれば、拡張性が広まります。

定評のあるメーカー/モデルのものを、ここでは2つだけ紹介しておきます。

 

ECOFLOW(エコフロー) ポータブル電源 EFDELTA大容量1260Wh

とにかく充電が速いところがメリット。

2時間で充電完了できるので、旅をしながら使うのには抜群の利便性です。

 

Jackery 700

アウトドア愛好家の間では、信頼が高い「Jakery」。

容量的には、700Whと中級クラスで、一般的な家電なら使えます。

 

▽詳細はこちらに▽

 

 

走行充電器

走行中にオルタネーターで発電し、メインバッテリーの余剰分を、サブバッテリーに充電するシステムです。

シガー/アクセサリーソケットから充電するのと原理は同じなので、対応しているポータブル電源を持っていれば、必要ないと思います。

ただ、車外に持ち出さないのであれば、比較的簡単に自作できます。

おおよそ、ポータブル電源の半額くらいでシステムを組めるはずです。

 

 

太陽光発電(ソーラーパネル)

最近では、軽バンの屋根に乗るサイズで、200Whを超えるソーラーパネルが出てきたので、電気を多く使わないのであれば、そして晴れていれば、ソーラー発電で、車中泊用の電気をまかなえるようになってきています。

▽詳細はこちらに▽

 

 

電気自動車(EV)

日本政府は2030年代半ばまでにガソリン車の販売を禁止する方針を発表しているので、いっそのことEVにして、そのバッテリーを使うという手はあると思います。

ただし、宿泊地で電気を使いすぎたら、走行できなくなってしまうので、電気残量の管理などはシビアになってきます。

 

電気製品のアイデア集

調理器具

おすすめは、サンコーの「超高速弁当箱炊飯器」の2台使い。

1段タイプが有名ですが、2段タイプを加えれば、蒸し料理やレトルトの加熱も可能です。

つまり、一汁一菜をが実現。

2つ合わせても、消費電力は370Wなので、中型以上のポータル電源で使用できます。

 

▽詳細はこちら▽

 

 

▽スバル レガシィツーリングワゴンの車中泊仕様カスタムはこちら▽

 

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP