【バンライフ カスタム】ソーラーパネルを導入!取り付け方のパターンとおすすめモデル

車中泊・バンライフ

 

太陽光発電で車中泊の旅ができれば素敵だと思いませんか。

では、実際に、車載ソーラーパネルを導入して、どれくらいのことができるのでしょうか?

車への取り付け方のパターンと選ぶべきソーラーパネルのタイプ、どれくらいの電力が賄えるかを説明しつつ、おすすめのモデルをピックアップしてみました。

 

ソーラーパネルの車への取り付け方

大きく分けて以下の2つがあります。

  1. ルーフキャリアに取り付ける
  2. ルーフに直接貼り付ける

ソーラーパネルは板状のものだというイメージが強いので、1.のルーフキャリアに取り付けることが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

けれども、最近は、超薄型で曲げ可能な「フレキシブルソーラーパネル」が出てきましたので、天井に張り付ける方法が取れるようになってきました。

ただし、発電効率は板状のパネルに比べて低めなので、

  • 駐車場などの関係で、車高を高くしたくない
  • ソーラーパネルの板が乗っているルックスに抵抗がある   

という感覚がある方は、「フレキシブルソーラーパネル」を選ぶ価値があると思います。

ただし、一方向にしか曲げられない製品が多いので、屋根一面いっぱいに貼るのは難しいでしょう。

 

ソーラーパネルで、どれくらい充電できるか

300Wの出力のソーラーパネルで、大容量で知られる「ECOFLOW ポータブル電源 EFDELTA」を充電するとします。

「EFDELTA」このバッテリー容量は、350,000mAh。

この場合、約1時間日光に当てると1時間当たりの発電量は、[Wh = 300W × 1時間 = 300Wh]になります。

1日あたりの平均的な日照時間は4時間と言われているので、1日で生み出すことができる電力量は、平均で[300Wh×4時間=1200Wh]です。

ポータブル電源に貯めていく際はmAhの数値に変換する必要がありますので、Wh=V[電圧] × Ahの式をAh = Wh ÷ Vに変えると、[Ah=1200Wh÷18V=66,666mAh]

350,000mAhのバッテリーを、300W出力のソーラーパネルのみで充電しようとすると、5.25日かかる計算になります。

※あくまでも理論上の計算になります。接続機器、使用回数、環境などにより異なります。

 

週末のみ使う場合

週末の1泊2日の車中泊だったら、毎週行っても、完全にオフグリッドにすることも可能でしょう。

現在出ている大容量のポータル電源を太陽光で充電するのに、現実的には6日かかると見ておくとします。

夏の夜にエアコンをつけっ放しでもいける大きな容量ですので、フル充電を1泊2日で使い切ることはめったにないと思います。

また、平日の通勤などで、どれくらい車を使うかにもよりますが、太陽光に加えて、シガーソケットからの走行充電で、少しプラスできるでしょう。

 

長旅で、毎日使う場合

車中泊で日本一周を頂点に、長旅でポータル電源を使う場合、ほぼ毎日充電が必要になります。

さて、これがオフグリッドで賄えるかどうかは、何時間で充電できるかというより、どれだけ電力を使うかにかかっているので、一概には判断しづらいところです。

この場合、ポータル電源の容量というより、太陽光の発電量がどれくらいかというほうが重要です。

現在のソーラーパネルだと、屋根に積める最大の出力量は、約450Wですので、1日4時間の日照として、100,000mAhを蓄電できます。

この電力量だと、おおよそ下記くらい電力を使えると思います。

  • 60Wの車載冷蔵庫を約20時間
  • 50Wの炊飯器を約5時間
  • 30WのノートPCを約4回充電
  • スマホ約30回充電

食回りの家電を使わない方だったら、余裕でいけそうな気がします。

夏場にフルで冷蔵庫をつけっ放しは難しいですね。

電気調理器で自炊する方だと、3食すべては難しそうですが、外食や無調理での食事を混ぜて、1日1食くらい自炊していくペースなら、ギリギリいけるかな?というくらいがメドだと思います。

 

ソーラーパネルのおすすめモデル

 

300W以上

Amazonでは、300Wを超えるソーラーパネルが3~5万円で出品されているのを、ちらほら見かけるようになりましたが、参考になるレビューもなく、どこまで本当か?と若干不安になります。

300Wあったら、充電はかなり楽になるのだろうなぁとは思うのですが、人柱になって試してみるかどうか

そのなかでも、楽天で見つけたこちらは、販売元も信用できそう。

 

サイズは、1960×990×40mmということで、スズキ「エブリイ」やダイハツ「ハイゼット」など軽の商用バンでもギリギリ乗るのでは?

N-VANだと屋根から前後にはみ出しそうです。

もう一つ同じ販売店で、400Wのモデルも見つけました。

 

サイズは、1000×1980×40mmと370Wのモデルとほぼ同じで、信頼性は高そうなのですが、値段は
132,000円 (税込)。

約3.5倍…。

 

150W×2枚で、300Wなら、こちらも良さそう。

サイズは1枚、1031×785×35mmなので、2枚横に並べると、1031×1570mm。

軽バンでも乗せられます。

このモデルは、サイズのバリエーションもありますので、使い方によって選ぶのもありでしょう。

 

 

200W前後

195Wのモデルですが、縦長のサイズが面白いです。

サイズは、:1546×658×35mm。

658mmの幅でしたら、車種によっては、2つ縦に並べても、横幅は1316mm。

軽バンだと車種によって微妙でしょうが、5ナンバー(全幅1700mm以下)のバンだったら、行けそうな気がします。

2枚使えば、合計の出力は、390Wになります。

または、トヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」級であれば、1枚をルーフの右側に載せ、左側をルーフボックスにする使い方もできるでしょう。

>> amazonの「ルーフボックス」一覧を見る  

>> 楽天市場の「ルーフボックス」一覧を見る 

 

235Wのこちらも、同じように使えます。

幅が785mmですので、3ナンバーで、ギリギリ2枚並べられそうです。

470W、これは魅力的です。

 

 

 

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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