ワードプレスでのブログの始め方講座:ドメインの選び方の決定版

メディア運営

 

帰省や旅行もままならない2020/2021の年末年始。
どうせ家にいるしかないなら、見方を変えて、次のアクションに繋がる種を捲いておく時間にしようと考えている方も多いと思います。
その中でも、副業などに繋がるブログやサイト運営を手掛けてみるのがおすすめです。

自分でブログやサイトなどのメディアを持とうと思ったら、、ます必須となるのが「レンタルサーバー」と「ドメイン」です。
ここでは「ドメイン」ついて解説。
選び方から、各社での料金比較まで、実践に基づいた情報をお届けします。

 

レンタルサーバーの選び方はこちらへ▽

 

 

ドメインの選び方

結論から書きます。

  1. あなたが個人で、日本語で日本人向けにサイト運営をするなら、「.jp」がおすすめ
  2. 法人であるなら、「co.jp」がおすすめ
  3. それ以外の場合(多言語で海外に向けて発信する、ランニングコストは年間1,000円程度に抑えたいなど)は、「.com」「.net」がおすすめ

これで、ドメイン選びに関してはほぼすべてなので、「ああ、なるほどね」と納得していただける方は、このまま取得を進めてくだされば問題ありません。

ドメインの取得方法へ▽

 

初心者の方は、おそらく「なぜ?」と思う方のほうが多いと思いますので、このページで理由を説明していきます。

これらをおすすめする理由、つまりドメインの選び方は、SEO的な観点とブランディング的な観点の2軸で検討するべきだという考え方で進めていきます。

少し長くなりますが、ぜひお付き合いください!

 

ドメインの基礎知識

 

そもそもドメインとは?

ドメインとは、和訳すると「領地、領土」といういみで、web上の住所にあたるものです。

当メディアなら「https:/afd.jp/」の中の「afd.jp」がドメインで、URLの一部になり、メールの@以降に使われます。

ドメイン提供会社と契約すると、自分の好きな文字列のドメインを取得することが可能で、そのオリジナルのドメインのことを、独自ドメインと言います。

 

トップレベルドメインとは

ドメインの中で、「.com」「.co.jp」などのドット(.)より後ろの文字列が「トップレベルドメイン(TLD)」と呼ばれています。

TLDには、エリアを表す「国コードトップレベルドメイン(略称:ccTLD)」、ジャンルを表す「
分野別トップレベルドメイン(略称:gTLD)」が2種類あります。

「国コードトップレベルドメイン」に日本で言えば、「.jp」「.co.jp」「.or.jp」「.ne.jp」などです。

一方で「分野別トップレベルドメイン(略称:gTLD)」は、住んでいる国や地域に限定されずに、世界中のどこからでも取得できるトップレベルドメインです。

「.com」「.net」「.org」「.info」「.xyz」など、さいきんでは本当に数えきれないほど出ています。

 

ドメインの選び方、URLの決め方

URL(独自ドメインの文字列)の決め方の法則

ドメインは、同じものが存在しないのが特徴のため、ビジネスなどで差別化を図れるポイントの一つです。

そういったブランディングの観点から、独自ドメインの文字列の決め方には、2つの法則があるとされています。

1.  サイト/ブログのタイトルと同じにする(社名またはサービス名と同じにする)
2.  サイトで扱うジャンルやキーワードを入れる 

例えば、会社の公式ウェブサイトを立ち上げる際には、ドメインは社名にするのが最適です。

サービスだったらサービス名と同じが望ましいです。

公式ウェブサイトは会社の入り口ですので、社名と異なるドメインだと、訪れるユーザーが本当に公式サイトなのかを疑ってしまうリスクがあるからです。

個人でサイト運営をする場合は、それほど厳密ではないかもしれませんが、サイト名・ブログ名と同じあるに越したことはありません。

 

SEOの観点から考える

一方で、誤解している方も多いのですが、これはあくまでブランディングや信頼性の問題で、SEOとは直接的な関係はありません。

例えば、日本株式会社が、[https://www.0987654321.com/]というドメインだったとしても、サイトのタイトルやH1に「日本株式会社」というKWが適切に設定されていれば、原則的にSEO的には的確な設定ができていると捉えられます。

ただし、ユーザーが[https://www.0987654321.com/]を公式サイトかどうか不安を持ち、離脱などが多くなれば、ユーザー行動によって、間接的に検索順位に影響する可能性は考えられます。

 

トップレベルドメインは何がいい?

「.com」「.co.jp」などドメインの末尾となるトップレベルドメインに関して、何がいいかというオススメに関しては、冒頭に書いたことが結論です。

法人であるならば「co.jp」、個人であるならば「.jp」がベスト、「.com」「.net」がベターだと思います。

SEOの観点から考える

トップレベルドメインに関しても、SEOの観点からみて、どれが優位かという議論は活発に行われてきましたが、Googleの公式な見解では「どのトップレベルドメインを使っても同じ」という声明を出していました。

けれども、最近では、個人ブログよりも企業の公式サイトが上位に上がりやすくなっている現象は、多くのマーケターの間で囁かれ続けていました。

とくにお金の健康(医療)の分野は、Googleの検索アルゴリズムが問題になったことがあり、「YMYL(Your Money Your Life)」だとが「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」だとか信頼性を重視する方針に移ってきています。

その流れの中で、ほとんどのカテゴリーで、「万が一、上位表示したサイトに誤りがあっても、それが公式サイトであればGoogleに非はない。だから、Googleは法人メディアを優先的に上位表示しているのでは?」という仮説が説得力を持ちつつあったのです。

それとともに、他のTLDより申請が厳格な「.jp」に効果が出ているという観測も見られます。

 

2020年のアルゴリズムアップデートの傾向 

2020年は、世界がコロナで揺れたのと同様、SEO界隈をざわつかせたのが、2020年春のアルゴリズムアップデートでした。

明らかに「co,jp」などの法人ドメインが有利な結果が出ていたからです。

私自身の推測ですが、時期も併せて考えると、やはりコロナの影響でしょう。

SNSの審査規制に関しては、一般的なニュースでも話題になっていましたが、検索アルゴリズムに影響を与えたとしても当然のことでしょう

デマが書かれたサイトを上位表示させるわけにはいかないと、安全策を取ったと捉えています。

その後、2020年秋のアップデートで、この傾向は少し弱まってきたようですが、以前の状況に完全に戻ったわけではなく、法人ドメイン優位は続いていると言えます。

そのため、法人しか取得できない「.co.jp」ドメインだと上位表示しやすいのではないかと言われています。

つまり、「.co.jp」というドメインそのものより「法人だと証明できることに意味があるのでは?」という見解です。

とはいえ、評価基準は公表されていないため、あくまでも仮説の話です。

なので参考程度に留めておきましょう。

 

ブランディングの観点から考える

リンクが見つからないのですが、以前、どのトップレベルドメインが好きかという調査をしたものがありました。

結果は、あまり気にしていない方が多数を占めていた記憶があります。

最近は、URLを直接打ち込む方は減ってきているとは思いますので、想像通りでした。

気にする方の中では、やはり「.co.jp」「.jp」「.com」「.net」が上位。

理由は「信頼できるから」が穂トンでしたが、ウェブ運営にかかわっていなければ、トップレベルドメインに何があるかなんで、知らない人が多いでしょう。

そこから言えるのは、認知度が高い「.co.jp」「.jp」「.com」「.net」にしておくのが無難ということでしょう。

 

結論:SEO・信頼感ともに「co.jp」「.jp」にしておくのが無難

以上のことから考えると、法人なら「co.jp」、個人なら「.jp」がベターということになります。

一つだけ注意したいのは、そう多くはないでしょうが、マルチリンガルのサイトを作ろうとしている方です。

日本をベースとしていることを示す「国コードトップレベルドメイン(略称:ccTLD)」である「co.jp」や「.jp」では、海外のGoogleにインデックスされづらい傾向があります。

ですので、エリアでの汎用性が高い「分野別トップレベルドメイン(略称:gTLD)」の「.com」「.net」を取得するか、対象となる国・エリアのccTLD(例「.uk」「.fr」など)を取得し言語ごとにURLを使い分けることをお勧めします。

 

 

ドメインを取得する

レンタルサーバーのバンドルとしてドメインを取得する

現在多くのレンタルサーバーでは、一定期間契約すれば、契約中は無料提供しているサービスが付いています。

基本的には「.com」「.net」で希望の文字列があれば、それに越したことはありません。

無料期間が終わっても、通常料金で維持することができます。

現在では、このサービスに「.jp」が含めれているレンタルサーバーは見当たりませんでした。

 

レンタルサーバの選び方はこちら▽

 

取得代行サービスで、独自にドメインを取得する

ドメインが取得できる代表的な事業者は、エックスドメイン「お名前ドットコム」ムームードメインなどでしょう。

レンタルサーバーに付いていない「.jp」「co.jp」などを取る場合は、こちらから申し込むのが一般的です。

エックスドメイン」。


ムームードメイン」。


「お名前ドットコム」

 

各ドメインの取得料金比較

さて、気になるのが料金です。

各社から申し込んだ場合の初年度登録料と更新料の通常料金を表にしてみましたが、エックスドメインが有利です。

ただ、「お名前ドットコム」は、クーポンをガンガン出しているので、初年度は登録料は最安になるケースも多いです(表の後ろに詳細の説明をします)。

2年目からの更新料は、通常料金になります。

.jpお名前.comXドメインムームー
初年度登録料2,840円1,080円1,850円
2年目更新料2,840円2,820円3,040円
3年目更新料2,840円2,820円3,040円

 

co.jpお名前.comXドメインムームー
初年度登録料5,200円3,760円3,980円
2年目更新料5,200円3,760円3,980円
3年目更新料5,200円3,760円3,980円

 

.comお名前.comXドメインムームー
初年度登録料1,280260円1,160円
2年目更新料1,2801,180円1,480円
3年目更新料1,2801,180円1,480円

 

.netお名前.comXドメインムームー
初年度登録料1,480160円700円
2年目更新料1,4801,380円1,480
3年目更新料1,4801,380円1,480

 

「お名前ドットコム」は購入履歴のある(アカウントを持っている)ユーザーに、メルマガが嫌というほど届きます。

このメルマガが嫌だと敬遠する方も多いのですが、複数ドメインを持ちたい方には、クーポンを使った安さは捨てがたいものがあります。

その時に行っているキャンペーンによって違いますが、私は「.com」は200円、「.net」は40円、「.jp」は500円くらいで初年度の登録をしました。

興味のある方は、まず「.work」など1円で登録できるドメインを取ってみればいいと思います。

 

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森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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