八ヶ岳の麓にある山肉の聖地『仙人小屋』。
春は山菜、夏は川魚、秋冬はジビエと四季折々の山の恵に満ちた料理の数々は、野趣あふれるなんて表現では言い尽くせない凄みを感じさせます。
開店時から行列ができる混雑ぶりが有名ですが、待ち時間の1時間ほどをやり過ごせば、誰もが絶品にありつけます。
平均予算:ランチ 3,000~5,000円
四季折々の山料理を、八ヶ岳の麓で提供するレジェンド。
昨今のジビエブームによって脚光を浴び、行列店になったということもありますが、もともとは自然に寄り添った料理を出す山小屋的なお店でした。
食べられるのは、熊、鹿、鴨、猪などのジビエ、そしてきのこ、ニジマス、イワナ、ドジョウ、新子などなど。
食べ慣れてない方からすると“ゲテモノ”扱いされるかもしれませんが、その滋味深さ、実は都会で食べられる一般的な牛豚鶏などより透明感のある旨さを体験してしまうと、こんな宝の山はないと思うようになってくるはずです。
店へのアクセス・店の佇まい
八ヶ岳山麓、「八ヶ岳高原ライン」沿いにあります。
この道がなかなかクセもので、清里や甲斐大泉方面から行くと、通行止めになっていることも多いので、注意が必要です。
道路状況をよくチェックしておくか、最初から小淵沢、甲斐小泉方面から向かったほうが無難です。
公共交通機関では、行きづらい場所にあります。
清里駅あたりだとタクシーも捕まえやすいですが、帰りがいつになるのかわからないので、とくに週末だと呼ぶのも大変です。
最寄りの駅は小海線の「甲斐大泉駅」になるのですが、徒歩で一時間強山道を歩くことになります。
以前、待ち時間に世間話をしていた方は、行きはタクシー、帰りは徒歩という健脚の方もいました。
天気が良ければ、それも正しい山料理の楽しみ方のような気もします。
アクセス
<車の場合>
中央道・小淵沢ICから八ヶ岳高原ライン(県道11号)を直進し、約15分。
甲斐大泉駅周辺からは約10分。県道28号を上り、八ヶ岳高原ライン(県道11号)を左折します。
ただし、通行止めが多いので、その場合は、甲斐小泉駅から県道609号を登り、八ヶ岳高原ラインを右折します。こちらだと駅から約15分。
<電車の場合>
公共交通機関は近くまで通ってはいないので、甲斐大泉駅近くにあるタクシー会社で予約し、タクシーで行くのが一般的。
たまに歩いて来ている方も見かけますが、最寄りの甲斐大泉駅から、約1時間の上りです。
『仙人小屋』のメニュー
その時期に採れるものを使っていますが、メニューは豊富です。
熊、鹿、鴨、猪などのジビエ、そしてきのこ、ニジマス、イワナ、ドジョウ、新子などなど。
そんなにこった料理はなくとも、これだけ食材のバリエーションがあれば、どれを食べようか迷って迷って仕方がありません。
個人的には、メニューを全網羅したい店No.1と言ってもいいかもしれません。
例えば、きのこであるの旬の秋に出ていた「色々茸の小鍋定食」(2,800円)。
天然物もふんだんにつかった、このバリエーションの豊かさ。
定食で2,800円だと安くはないと思うかもしれませんが、これが東京の高級店だったら一桁違うでしょう。
熊肉が出回り始めた11月ごろの「熊のスペアリブ」。
最近、状態のよいジビエも出回っているので、熊肉にしても、非常に透明感の高い肉を食べることもできますが、そんな“高級品”とは一線を隠す野趣あふれる味わいです。
きのこを中心におみやげものも豊富にあります。
『仙人小屋(せんにんごや)』店舗情報
営業時間:11:30~15:00 食材がなくなり次第終了。日曜営業
定休日:4~10月 毎週木曜日、11月・3月 毎週水・木曜日、12~2月、毎週火・水・木曜日
電話番号:090-8812-9958
住所:山梨県北杜市大泉町西井出6924-2
オフィシャルwebはこちら
予約に関して
予約は受け付けていないので、直接店へ。11時すぎの開店ですが、週末には約1時間前から混雑、既に並んでいる方がいます。その後も、どのタイミングに行ってもだいたい1時間待ち。
ウェイティングリストに名前を書いておく方法なので、順番になるまで車の中などで待つこともできます。ただし、周りには何もないので、待ち時間にちょっと観光などは期待できません。
店の地図
『仙人小屋』出身の料理人の店
この『仙人小屋』で料理を、自然の恵みの活かし方の薫陶を受けた料理人が、続々と独立し、八ヶ岳周辺で新たなシーンを作り始めています。
それらの店も、ぜひ注目してみてください。
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