【自転車DIY】JAMIS(ジェイミス)のランドナー「Aurora」をMTBパーツでカスタム

リペア

 

ランドナー、シクロクロスときて、最近のグラベル。

MTBを除けば、もともとは自転車好きの多くが細いタイヤに向かっている中、太めのタイヤに惹かれ続けて、早20年といった私には、ようやく自分の時代が来たというところでしょうか。

そういった志向ですので、自転車のフレームを見る際に、まずタイヤのクリアランスを確認してしまうのです。

 

JAMIS(ジェイミス)のランドナー「Aurora」をMTBパーツでカスタム 

さて、ヤフオクでジャンク扱いで気になるバイクが出ていました。

それがJAMIS「AURORA」。

メーカー的には「Touring/Chromoly」というカテゴリーですが、説明にはこうあります。

賢いサイクルツーリストのためのロードバイクを、JAMISが知恵を絞って形にしたのがこのAURORA(オーロラ)だ。Raynolds 520クロモリ素材を使うのは、滑らかな乗り味と、信頼の置ける高い耐久性のため。フラップ付きの泥除け、高さが調整可能なATSアジャストステム。あらゆるスペックにスタンダードなものを使い、快適に、便利に、そして安心と共に旅を続けていける。そんな機能性を、旅人の賢さに負けないよう盛り込んだ、旅する人のためのバイクである。

https://www.jamis-japan.com/aurora.html

 

要はランドナー/シクロクロス仕様とも言えるモデル。

あくまでジャンクだということだったのですが、リム/ハブやバーエンドシフター、カンチブレーキなど、写真でみる状態としては全部のパーツがダメになっているほどではありません。

使えるパーツを選別して転用していけば、じゅうぶん元は取れるな、何ならフレームも再塗装してみるかなどと考えていたわけです。

 

ブツ到着

で、届いてみたら、全然乗れます。

メンテだけして、このまま乗ってしまってもよかったのですが、せっかっくなので、気に入らないところは替えようと。

大きくは2点。

 

クランク交換計画

一つは、クランク。

チェーンリングの黒とシルバーのツートーンは好みのタイプなのですが、クランク自体のボテッとしたデザインは、しっくりきません。

クロモリのフレームには、カンパ系のシュッとしたクランクが好みだからではあるのだけなのですが。

これは交換すれば、すぐに片付くことです。

suginoにするか、ヤフオクなどで少し古めのシマノのものを探すか。

それで、ナローワイドのチェーンリングで、フロントシングルでという腹づもりです。

 

ハンドル・ステム交換計画

もう一つは、ヘッド周り。

ハンドルの高さ調整が簡単な「ATSアジャストステム」というタイプなのですが、その分、こちらもボテッと感が…。

基本的には、クロモリのフレームには、1インチ・スレッドヘッドが最適だという趣味の人間には、OSサイズのコラムというだけで抵抗があるのです。

ステムを細身のものにすれば、かなり印象はかわるはずなのですが、なかなか手ごろなものがないのが悩みどころ。

NITTOの「UI 2」や「UI 31」などをサクッと買える資金力があれば、なんの問題もないんですけどね。

 

 

以上、2点の部分はすっきりさせつつ、気持ちゴテッとした力強さは残していく方向で決めました。

700cのフレームで、MTBをつくるイメージですね。

確か、SHIMANOのLX周りのいくつかがあったはず。

ハンドルもMTB系の長めのライザーバーであれば、個性は出るでしょう。

 

カスタム第1段

というわけで、手持ちであるパーツで、組み立ててみました。

シートポストとステム、ハンドルの色は合わせたい性質なのですが、手持ちのハンドルバーはブラックのみ。

これはこれで精悍な感じで悪くないです。

ナローワイドのチェーンリングがすぐに入手できなかったので、いったんフロントディレイラーは外し、もともとのアウター(42T)のみ付けるようにしておきました。

 

カスタム第2段

もろもろパーツが揃ってきたので、さらに交換。

ハンドルが精悍なブラックも悪くなかったのですが、ここは定石で、シートポストとステム、ハンドルのカラーリングを揃えます。

NITTOのすっきりしたステムが入手でき、アルミのアップライザーバーが他車をカスタムしていた時に余ったので、このJAMISに移植します。

ステム、逆向きでもよかったかな。

フロントのチェーンリングは、ナローワイドの38Tに。

もともとそうするつもりだったのですが、コロナの影響で、海外からの郵便がなかなか届かず、最後になってしまいました。

とはいえ、これで街乗り+αとしては、だいたいまとまったかな?

 

今後の変更予定

タイヤ

現在付いているVITTORIA(ヴィットリア)のランドナー700×32cのタイヤも悪くはないので、これが消耗してきてからでしょうが、ブラウンサイドのタイヤにすると、サドルとグリップとあって、全体のカラーデザインとしては締まってくるかな?と思っています。

 

 

あるいは、クリアランスの余裕はあるので、もう少し太いタイヤにしてよりグラベルっぽくするか。

 

そうすると、ハンドルもプロムナードか、変形ドロップかに替えたくなってくる・・・と永遠に続きそうです。

 

 

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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