さらにさらに。先ほどのニチネンの固形燃料の燃焼実験に引き続き、今度はエスビットのポケットストーブのテスト。
使用する道具は、同じくGSI EXPRESSO MAKERS 4CUP。
では、さっそくエスビットのポケットストーブの方で、いってみよう。
固形燃料ミリタリー(14g)に点火。ニチネンの固形燃料(25g)のように、火をかざしただけでは着火しなかったので、マッチをそのまま投げ込んでおいた。
3秒ほどで、火が確実についたことを確認できた。
先ほどのニチネン固形ストーブの結果から、10分くらいかかるだろうと目を離した隙に、抽出し始めた音がして慌てふためく。写真を撮り逃した……。
その時間、約3分30秒。
エスプレッソポットを火にかけてから、約4分15秒後には、抽出完了。
ポットを火から外したところで、確認してみると、タブレットは、まだ2/3以上残っていた。
いやはや、それにしても、Esbitの火力の強さには、驚いた。
今回のテスト比較の結果に限って考えれば、Esbitの固形燃料は、ニチネンのそれの4倍近い火力があるということだろうか。
2倍近く高かったコストを、補って余りあるとも考えることができるかもしれない。
Esbitの火力は、7000kcalあると、どこかに書いてあった記憶があるが、それは本当のようだ。
小型ガスカートリッジ型で高出力に定評があるEPIgasのREVO−3700で、出力3700kcal(最大4200kcal)なので、約1.75倍高い火力があるということか。
ただ、お湯を高速で沸かすには、火力は強い方がいいのだけど、実際の調理における使い勝手おいては、こんなに強い必要はない。というか、強すぎて困る。結構ナベ底にススが付くし。
エスプレッソに限れば、弱火でことこと火にかけて、耐えて耐えて、一気に抽出するのがベスト。評価に個人差はあるだろうが、10分くらいで抽出し始めるくらいが、味としてはいい。
このEsbit 固形燃料ミリタリー(14g)1タブをそのまま着火したのと、ニチネンの固形燃料(25g)のちょうど中間ぐらいの火力が、最適なはずだ。
ニチネンの固形燃料にも、1個30gのもの あるようだが、これだと燃焼時間が長くなるだけではなく、火力も少しは強くなるのだろうか。
Esbitにしても、ミリタリー(14g)1タブをそのまま使うのではなく、小分けにしたり、1タブ4gのスタンダードにすれば、それなりに火力調整もうまくいくようになるのだろうか。
早急な結論を出さず、もう少し研究の余地がありそうだ
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