lafuma(ラフマ)「FORAKER 35」

キャンプ

ブログを更新していなかった時期の、その後の物欲としては、小屋泊〜軽いテント泊に対応するくらいの30〜40Lのバッグを探していました。

本命は、Black Diamondの2つ。

まずは、「BlackDiamond[ブラックダイヤモンド]RPM(ドロミテ)」。

そして、「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)スピード30」。

デザイン・性能などはもちろん、コストパフォーマンスがいいところが魅力。

というか、これくらいが適正価格だとは思うのだけど。

あるショップの店員さんが言うには、「代理店(ロストアロー)が、アメリカ本社を通さずに、アジアの工場から大量に直輸しているので、運賃分をかなり押さえている」とか。

ただ、その分、細かな在庫調整はできないので、売り切れると来シーズンまで入荷がないこともしばしばだとのこと。

まあ、Ospreyも含めて同じシステムで仕入れているだろうから、既に知られた話かもしれないけど。

Speed 30の方が、容量的にはベストなんだけど、そんな事情のせいか、もう店頭で見つからなかった。

Speed 40はあったけど、微妙に求めているものよりは大きいかなぁと。

クライミングバッグ仕様ということで、サイドにポケットが付いていないので、その使い勝手を実際に確かめたかったのだけど。

RPMのほうは、アクセサリー的にはバッチリ。サイドポケットや背面のバンジーコードなど非の打ち所がない。

気になるのは容量だけど、公称の26Lという割には、収納性は高いという評判はウソじゃないだろう。

実際に軽量ツェルトなどで、2-3泊の山行をしている人もいるようだ。

ただ、もっとも気になるのはユーザーが多すぎること…。

別に気に入っていればいいのだけど、アウトドアのギアに限らず服などでも、ほかの人と同じものを着ている

と、妙に居心地が悪いのはなぜなのだろうか?

とはいえ、30L前後だと、鉄のかたまりや石を運ぶのでなければ、頑張って詰めても6-7kgってところだろう。

バッグ自体も2kgを越えようがないだろうから、全体で8kg前後か。

このくらいの重量なら、最低限しっかりと作られていれば、さほど細かいことを気にすることもない。

それじゃ決まらないので、今回のポイントは3つに絞ってみた。

・ルックス的に嫌じゃない。
・あまり人とカブらない。
・安い!

そんな条件を頭の片隅に入れながら、店舗&ネット・サーフィンしてみるとーー。

 オスプレー・アトモス35」や「OSPREY[オスプレー]ケストレル32」、「グレゴリー トーレ33 オブシダン M」、「グレゴリー Newアルペングロー30」、「MOUNTAIN HARDWEAR[マウンテンハードウェア]TRAD CYPRESS[トラッド サイプレス]、「MACPAC(マックパック) トーレス35」、「ドイター ペース 30 ブラック×アップル」とキリがない。

いっそのこと、GRANITE GEARで揃えて、「グラナイトギア ヴェイパーデイ[32リットル]」というちょっと恥ずかしいセレクトをしてみるか。

30L前後のサイズだったら、バックカントリー用を選ぶ手もあるかと考えれば、「オスプレー-OSPREY コード38」、「グレゴリー ターギー グラナイト M」、「deuter(ドイター)フリーライダープロ30 30L ブラック×ブラック」などまで入ってくる。

予算の関係で、ARCTERYXやら、Mystery Ranchやらは外しているけれども、上で挙げたのは、だいたい10000〜15000円ものが多く、高くはない。

もう、正直、どれがいいのかわからないくらい。

「何か決定打を…」と思ってさらに探して見つけたのが、「lafuma/ラフマ FORAKER 35(カーキ) 」。

一気にポチッと。

何しろ安い! ディスコンのモデルのせいか、セール特価で4990円+送料。

素材感などはわからないけど、写真を見る限り、ルックスも使い心地も悪くはなさそう。

しかも、使っている人を見たことない。

情報がないので細かい部分ではかなりリスキーだけど、30L前後のものなら、ノーブランドのつくりが悪いバッグでも3000〜4000円はするだろうこと(ヴェトナムなんかで売られているパチモンでもそれくらい)を考えると、外しても痛手は少ない。

良いか悪いかわからないものを試しに使ってみたい気分でもあったりして。

さて、吉と出るか、凶と出るか。

 

ラフマ FORAKER 35_インプレ

さて、先日発見した「lafuma/ラフマ ★トレッキングバッグ FORAKER 35(カーキ)」が到着。

使用している人のインプレを探してみても出てこなかったので、特徴を整理しておこうか。

2007年くらいに発表され、昨期で既にディスコン。別に名作でも何でもないので、自分の覚え書きにしかならないかもしれないけど。

一応、メーカーの売り文句から。

「軽量コンセプトレインカバー付トレッキングザック」とのことで、スペックは下記の通り。

■サイズ:65×34×27cm
■バックレングス:L=48cm(M=45cm)
■容量:35L
■重量:1700g
■素材:高密度ナイロン420D (ナイロン100%)×ポリエステル100%
売りは、下記の2点とのこと。
*ジュラルミン7075 T6インターナルフレームを使用することにより背面のフレキシビリティー性能とフィット感をより引き出す。
*より背中に近い位置でトレッキングポールを固定できるウェルディングサポート方式のトレッキングポールホルダーを採用

「軽量」と謳っているものの、重量1700gじゃ、いまのご時世、軽量には入らないだろうなぁ。

2007年でも、既にダメだったろう。

いま自分が使っているものでは、容量が倍近くある62Lの「GRANITE GEAR[グラナイトギア]ニンバスメリディアン」のほうが、1590gと軽かったりするくらいだから。

lafuma(ラフマ)「FORAKER 35」

背面は、こんな感じ。

以前持っていたドイターが似たようなデザインだったような。

少しゴツゴツするけど、熱気を多少逃がすので、このタイプは嫌いじゃない。

レインカバーが下部のポケットに内蔵されているが、これもドイターやカリマーなどでたまにあるタイプ。

最近は、レインポンチョで、ザックのレインカバーも兼ねているので、基本的にはなくても

いいのだけど、使わなければいいだけのこと。

ウエストハーネスにはポケット付き。

たばこ1箱+αくらいのサイズで、飴やキャラメルなど行動食を入れるにはちょうどいいくらいか。

背負ったとき、かなり後ろ目にくるので、あまり使い勝手はよくないけど、無いよりはあった方がマシっていう感じだろうか。

意外にも、フロントアクセスだった。

面白かったのは、ヒモの留め具。

こんなの初めてみた。

けど、使いにくいので取っ払っちゃったけど。

あか抜けないところは多いけれども、デフォルトの状態でも、ひどいバッグではない。

ただ、1万円したら、買わないなぁ。

5千円ちょっとだと考えると十分すぎるパフォーマンスなので、物好きな人にオススメしたい!
と、この記事を書いてみたものの……さっき見たら、売り切れになっていた。

ラス1ゲットしたってことだったのね。

 

ラフマ FORAKER 35_改造

最近手に入れた“おもちゃ”lafuma/ラフマ ★トレッキングバッグ FORAKER 35

デフォルトのまま使うほど、素直な心を持ち合わせていないので、さて、どこをいじろうか?
まずは、容量の調整かな。

サイドのメッシュポケットは、まあまあの使い心地だけど、それ以外のアタッチメントは、使えない。
といわけで、まず背面にバンジーコードを付けてみた。

lafuma(ラフマ)「FORAKER 35」

一個一個ループを縫いつけていくのは、結構手間のかかる作業だったけれども、やった甲斐はあったな、と。

lafuma(ラフマ)「FORAKER 35」

電車やバスでの移動中は、ストックはここに入れておけばいいだろうし。

https://img01.naturum.ne.jp/usr/q/a/t/qatsi/lafuma_15.jpg

ストックは、「ウェルディングサポート方式」とかいうトレッキングポールホルダーが付いているのだけど、これはオスプレイが最近よく付けているStow On Goを、野暮ったくしたようなもの(でも、時期的に考えれば、画期的だったってこと?)。

つまり、一時的に収納するようなタイプなので、移動中の持ち運びには使いづらい。

せっかくのフロントアクセスが使いにくくなるというデメリットはあるけれども、アウターやらグランドシートやら、それこそちょっと湿ったテントなどをここに括りつけておいてもいいかもしれない。

嵩張るゴアのジャケットとか。

https://img01.naturum.ne.jp/usr/q/a/t/qatsi/lafuma_15.jpg

外付けしかできないパッドとか。

https://img01.naturum.ne.jp/usr/q/a/t/qatsi/lafuma_15.jpg

ぼくの装備の場合、デフォルトだとギリギリ1泊ぶんが収納できるくらいだったけど、バンジーコードに少し荷を括り付ければ、テント2泊でも使えるかもしれない。

サイドのメッシュポケットも、本当は少しいじりたいところ。

lafuma(ラフマ)「FORAKER 35」

ナルゲンの0.65Lの水筒を入れてみると、もう少し、懐が深い方がいいなぁ、と。

これは実地で試してみて、あまりにも落ちるようだったら、サポートのゴムひもでも付けようか。

気分的には、もっと何かやりたかったのだけど、これ以上手を加えるところもなさそうなので、あっけなく終了。

 

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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