【キャンプ飯】山ごはんレシピ:固形燃料でカレーピラフの作り方

キャンプ

 

春先にアウトドアのショップを覗くと、アルファ米が売り切れていることがあります。

それを見ると、シーズン到来が近いことを感じて、ちょっとワクワクする今日このごろ。

個人的には、たいていご飯は米から炊いているので、アルファ米は、最後の最後のお守りとして(燃料が尽きたときとか)、腹持ちがいいおこわを1〜2食分持って行くだけではあるんですけどね。

とはいえ、山などに行く皆さんはどうやって白米を食べているのかな?とちょっと気になったり。やっぱり、レトルトのカレーや丼モノの具と一緒に摂るのが一般的なのだろうか。

いずれにせよ、おかずが豊富に作れるわけではないときに、白米にどうバリエーションを付けるかが、トレッキングの最中の食生活をいかに豊かにできるかに繋がっていきます。

その一つの手段が、カレー粉。結構使える食材で、手っ取り早いのが、「カレーピラフ」でしょうか。

 

山ごはんレシピ「カレーピラフ」

総合:★★★★☆

美味さ:★★★★☆
手軽度:★★★☆☆(調理時間約45分〜。ごはんを炊くのが苦にならない人なら、何のことはない)
コスト:★★★★☆(1人前=約160円〜)
満腹度:★★★★☆(分量の調整はできるので)
携帯性:★★★☆☆(1人前=約160g)
保存性:★★★★☆(タマネギを省けば、常温で数週間保存可)
*アウトドアでの調理を前提として上で、独断で評価しています

 

用意するもの(1人前)

1人前(ぼくの個人的な腹具合ですので、増減は各自計算してください)

 3/4合(135ml)

カレー粉 5-10g(分量は、お好みで)
今回は、GABAN ドライカレー(スティックタイプ) 顆粒 10gX5箱を使用。

 

 

オーサワの大豆ミート
マクロビオティックが一般的になるにつれ、容易に入手できるようになってきた代用肉。個人的には普段はわざわざ肉を代用する必要を感じていないですが、常温で保存できるドライフードなので、食材を現地調達できないトレッキング・キャンプには打って付け。“畑のお肉”と呼ばれることもある大豆を原料としているので、高タンパクで、栄養補給にもなる。繊維質も豊富なため消化にも良い。

 

 

コンソメ、塩胡椒、ウスターソース
隠し味の決め手は、コンソメ(ブイヨン)と塩胡椒。アウトドアだとつい忘れがちだが、カレー粉だけでは締まりのない味になってしまう。ウスターソースはお好みで。小分けのソースを買うのも何なので、弁当や惣菜に付いていて、使わなかったのをストックしていくと便利かも。

 

固形燃料
旅館の鍋料理で見る、あれです。それぞれ、燃焼時間がありますが、25分用がベスト、15+10分で途中で交換するのもアリでしょう。

 

材料の重さ

【キャンプ飯】山ごはんレシピ:固形燃料でカレーピラフの作り方

計約160g。例えば、GABANのカレー粉スティックは10g入りだけど、ぼくは1回に半分の5gしか使わないとか、タマネギは野外には持って行きずらいので省略するとかを考慮すれば、もう少し軽くなります。

 

「カレーピラフ」の作り方

具材を入れておくだけで、ご飯を炊くのとほとんど一緒と思っていただいて差し支えはないだろう。
ただ、大豆ミートが水を吸うので、その分だけ、水の量を多くすることだけに注意が必要。

1) 米を水に30分程度漬けておく。無洗米なので、研ぐのは省略。面倒くさいし。

水の量は、3/4合の場合、通常150ml弱にしているけれども、大豆ミートの分を考えて、180mlくらいにしておく。

 

2)  1)の中に、具材、調味料などをすべて入れる。
【キャンプ飯】山ごはんレシピ:固形燃料でカレーピラフの作り方

3) 中火にかける

4) 内側からの水が沸騰する音がし出したら(理想としては、およそ10分)、弱火に。

5) 内側からの水が沸騰する音が消えたら(理想としては、火にかけ始め25分くらいのタイミング)、数秒強火にして、火から下ろす。
火からおろす直前の中に状態はこんな感じ(*)。カレー粉が溶けていなかったが、後で混ぜればいいだけのこと。

*一説によれば、「赤子泣いてもフタ取るな」というのは誤解を招きやすい表現で、火をかけている最中に、フタを開けるのはそんなに悪いことではないと言う料理研究家もいます。ただ、蒸らし始めたら、絶対にフタは開けない方が良いのは確かなようです。

 

6) クッカーを逆さまに置き、最低10分蒸らす。

7) よく混ぜ合わせれば、完成

 

調理器具

火加減に関しては念のため、書いておきましたが、細かいことは気にしなくても、それなりに美味しくできるはず。ガスストーブを使っている人は、慣れてきたら、こんな火加減でつくれば、より美味しく炊けるでしょう。

今回は、旅館などでよく使われる、あのニチネンの固形燃料(25分燃焼用)を使っていますが、最後の一瞬強火にするという以外、だいたい火力の流れは合っているので、おおむね上手くできます。

一番ご飯を炊くのに面倒なストーブは、火加減の調整が難しいアルコールバーナーかもしれません。

 

アルファ米で作るカレーピラフはこちら▽

 

 

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