黄砂吹き荒れるなか、筑波に向かい、豊里ゆかりの森キャンプ場に泊まる

サイクリング

 

筑波山に行くと決めていた今日の明け方までは、台風のような暴風雨。しかも寝不足。
というわけで、出かけるのを躊躇していたら、8時頃には雨は止んできた。
この連休を逃すと、次がいつになるか微妙なので、思い切って、バッグを自転車にくくりつける。
大まかなルートは、山手通りで赤羽へ、荒川を越える後、県道3号線に入り、筑波に向かっていく。

googleマップで確認すると、距離にして71.3 km。
普段の街乗りの際の平均時速が16〜17kmなので、控えめに15kmとすれば、約4時間45分の道のり。
昼食の休憩を入れても、5時間30分くらいで何とかなるなと高を括っていたのだけど……。
結果から先に言うと、甘かった。都合、7時間強かかってしまった。
久々に約15kgの荷物を積んでのツーリング。折しも、黄砂が飛来する天候と、悪条件が重なってしまった。
しかも、午前中はいったん収まっていた強風も、午後になると徐々に復活。
とくに野田を超えた辺りは、本当にしんどかった。
川口〜越谷〜野田までは、建物もあるので、強風も風は多少緩和されていたのだけれども、野田市の先の農業地帯は、まったく遮るモノがない。
「不毛地帯」のシベリアじゃないけれども、こんな過酷な平原が首都圏にあるなんて!
まったく自転車を漕ぐことができなくなったのも、久しぶりの経験だった。
そんなこんなで、写真を撮っている余裕も全くなし……。

 

選んでいたキャンプ・サイトは、豊里ゆかりの森 キャンプ場
南に下れば、5kmほどで筑波の中心地。17kmほど北上すれば、筑波山の麓に着く。
立地は良いし、使用料も市営だけあって、安い。
つくば市外に住むビジターでも1泊約500円。頼んでおけば、ホットシャワーも追加料金無しで使える。
16時までにチェックインしなければならないという情報だったのだけど、着いたのはギリギリ10分前。
予約しておけば良かったかとも思うが、スタッフがいなくなるそうなので、16時には着いていなければならないことには変わりはないということだろう。
いまだ風が止まないので、林の中にGOLITEのシャングリラ3を設営することにする。
非常に簡単に設営できるモノポールテントなのに、風にばたついて、なかなか上手く立たない。
明日も休日なのだけど、キャンプをしていたのは、今春から高校生になるという少年4人組のみ。
今晩の最低気温は、氷点下1度の予想。
「こんな日に、キャンプする馬鹿は、そうはいないですよ」と15歳の少年に言われる始末。
なんだか散々な一日だったような。

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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