この夏の成果:焼岳ー中尾高原ルート

トレッキング

この夏の成果:焼岳ー中尾高原ルート
この夏に登った紹介していない山も、残り少なくなってきたけど、今回は日帰りできる山、焼岳ですね。
北アルプスの南端にあって、活火山としてしられている。
上高地の入り口側、中ノ湯から登れば、2時間で登れる手軽な山だけれども、ぼくがいるのは、反対の中尾高原側。
こちらからだと、5時間かかる、そこそこ登りごたえのある山だ。
実は、7月上旬にも登りかけたのだけれども、中尾峠に至ったところで、雨が降り出し、山頂は踏まずに降りてきた。
とういうわけで、9月中旬に再びトライ。
まずは、出がけに見えた蒲田川ごしの槍ヶ岳・大喰岳・中岳から。

で、焼岳を、中尾高原の入り口にある広場から見るとこんな感じ。写真の一番奥にそびえる山。

中尾高原口のバス停から約1時間、さびれた集落を歩いていくと、ようやく登山口。

登山口からは、歩き慣れているタイプのトレイル。
低山なので、似ていて当然かもしれないけれども、奥多摩なんかによくある感じの路だね。
ここを歩いていたら、なんか東京に帰りたくなってきたかも。

登山口から1時間ほどで届く「白水の滝展望台」に立つと、当然「白水の滝」が見えるのだけど。


もう少し間近で見られれば、それなりに迫力のある滝なのだろう。
でも、この距離だとあまり有り難みは感じられなかったりして。
次の道標は、「鍋助横手」。

このあたりから、シダ類や、岩に張り付いた苔が多くなり、少し風景が変わっていく。
よく言えば、屋久島のような風景に近くなっていく。
つまり、「もののけ姫」の世界というか。
規模は小さいけれどもね。


岩の上に伸びる杉などに生命力を感じたり。

小学生の頃、木曽福島で見て以来、久々にヒカリゴケを見たり。

相変わらず、きのこを探してみたり。

どうみても美味しそうに見えるんだけど、食べれるのかな。

敬遠されがちな中尾高原ルートだけれども、細かく見ていけばそれなりに楽しめる。
そして、出発から約4時間で中尾峠に。
ここまで来ると、焼岳も間近に迫る。

上高地を見下ろし、前穂、奥穂、西穂も視界に入ってくる。

ちょうどお腹も減ってきたので、ここで小休止。

中尾峠から山頂までは、約1時間の道のり。
これがけっこうキツい登りなのだけど、少し登るたびに、景色が良くなっていく。
穂高方面も、すべての山頂が顔を出してくる。

笠ヶ岳方面もこんな感じ。

ところが、なんとか北峰に登り切ったところで周りを見渡すと、穂高山頂には雲がかかりはじめてしまった。

笠ヶ岳にも雲が。

休憩を取らずに登り切っていれば、とか、あと30分早く出発していれば、とか、考えてしまうけれども、こればかりは仕方ない。
山頂に近づくにつれ、硫黄の臭いが立ちこめていたけれども、小さな噴火口があちこちに見える。
岩じたいの色が変わっている。

北峰山頂から南峰山頂を見た様子。

南峰山頂のほうが北峰より11m高いのだけど、基本的には、活火山の影響で登頂禁止となっている。
けれども、ちらほら人影が見えた。
大丈夫なのかな?
その二つの峰の間には、火山池があるのだけど、デジカメでは撮り忘れた。とほほ。
さて、中ノ湯ルートを見下ろすと、打って変わって、装備された道。

あまりに楽な道で、急いでいたこともあって、写真を撮るのを忘れるくらいスイスイと。

森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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