【ギターアンプDIY】改造無し!Blackstar「FLY3」のACアダプターを汎用パーツで代用⇒ステレオ化

楽器

 

コンパクトな筐体に、本格的なサウンド。

ギターもベースもアコギも、ポータブルアンプとして定番となっているブラックスターの「FLY3」。

このクラスのアンプでは向かうところ敵なしな状況ですが、唯一の弱点はACアダプターじゃないでしょうか?

汎用のACアダプターやパーツを使い、音が鳴るかを検証してみました。

 

【DIY】改造無し!「Blackstar FLY3」の純正ACアダプターを汎用パーツで

 

改めて紹介すると、Blackstar FLY3シリーズは、ギター、アコースティック、ベース用があります。

どれも評価が高いアンプです。

 

ギター用

 

アコギ用

 

ベース用

 

 

純正ACアダプターが弱点

Blackstar「Fly3」シリーズがこのクラスのアンプとしては、群を抜いているのは確かですが、唯一とも言える弱点はACアダプター。

電池をコツコツと入れ替えていけばいいのですが、私にはそんな甲斐性はありません。

繋ぎっ放しにしたいのですが、純正のACアダプターが別売りなんです。

そして、「PSU 1」を買おうとすると——

 

な、なんと約3,800円……。

本体が7,000~8,000円くらいの相場なので、その半分。

コスパが急に悪くなりましたが、とはいえ、1万円ちょっと出したとしても、ほかに目ぼしいアンプはないのですが。

サードパーティのものを探してみると——。

 

約2,300円。

まあ、アリかな?とも思ったのですが、Fly3の2台目導入に伴い、ACアダプターが増えていくのも何なので、自作しようかと調べてみました。

 

 

純正ACアダプターのスペック

プラグのサイズ

差込プラグのサイズは以下の通りです。

  • 外径φ5.5mm
  • 内径φ2.5mm

 

エフェクターで使っているDCケーブルを差し込むと、はい、入りませんね。

エフェクターで使われるプラグは、内径φ2.1mmなので、サイズが違います。

が、ここの難易度は高くありません。

外径φ5.5mmで、内径をφ2.5mm→φ2.1mmにする変換アダプターをかませれば、それで解決です。

 

 

たいてい送料込みで300~500円くらいで手に入ると思います。

 

 

電流・電圧

ちょっとやっかいなのが、電流・電圧です。

が、あくまで自己責任の範囲での使用では、解決法を見つけました。

純正のACアダプター「PSU 1」のスペックを見ると。

【DIY】改造無し!「Blackstar FLY3」のACアダプターを汎用パーツで

 

  • 電圧:6.5V
  • 電流:1.5A

と、楽器関係では、なかなかレアな数値になっています。

 

まずは電圧から

電圧は、9Vにしてくれれば、楽器弾きには、エフェクターのパワーサプライなどとの汎用性が高いのになぁ……。

そう思っていたのですが、電池を入れながら、ふと思いました。

「Fly3」を電池駆動する場合は、単4電池6本が必要です。

で、単4電池の電圧は1.5Vなので、×6すると、あれ、9Vじゃん?

となると、エフェクター用のDCサプライで、上述のアダプターで接続すれば、動くんじゃない?

と思ってやってみたら、ちゃんと音は出ました!

 

そして、消費電流を実地検証

「Fly3」の実際の消費電流は公表されていませんが、純正アダプターのスペックを見ると、マックスで1.5Aということは確かです。

これで、ステレオパックでも動きます。

ということは、1AのACアダプターがあれば、少なくとも1台は動くかな?と思いやってみました。

はい、ちゃんと音出ました。

9V-1Aのアダプターを新規に買ったとしても、1,000円前後。

加えて、先の変換プラグを購入しても、1,300~1,500円で汎用アダプターで、「Fky3」を駆動することができます。

 

 

 

「Fly3」のステレオ化(2ch)化

中見出しを書いてみて気づきましたが、メーカーオフィシャルのステレオ化とは、Extention Cab「103」が付いたSTREO PACKのことです。

 

私の場合は、ピエゾ付きで2系統のアウトプットにしたギターをメインに使っていますので、そのままパラレルで流し、さらにリズムマシンも加えて、3chの入力が欲しいところなんです。

【DIY】改造無し!「Blackstar FLY3」のACアダプターを汎用パーツで

ミニ・ミキサーなどで混ぜて、モノラルでアンプに入力してもいいのですが、やはりアンプを分けると音の分離がいいんですよね。

マグネチックの方のアンプをベース用にしているのは、オクターバーで低音加えたり、シンセやオルガンのエミュレーターなどでいじった音を出すことが多いので、音域の問題でギター用よりベース用のほうが求めた音が出るんです。

というわけで、手持ちの2AのACアダプターに、2分岐DCケーブルで、先ほどの内径φ2.1→2.5mmの変換プラグを付けて接続してみます。

 

 

ちゃんと音出ました。

調子に乗って、Extention Cab「103」も追加してみます。

(3W+3W)+3Wで、最大出力は9W。

これは、ギリギリな感じです。

小さめな音なら何とかなりますが、フルテンに近い状態にしたら、音が落ちそうな感じです。

ここを安定して使うなら、やはりもう一つACアダプターを使った方が良さそうです。

 

 

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森 薫

雑誌編集者、webコンテンツディレクターを経て独立。コロナ禍を機に半農半X生活へ移行、「X」は表向きライター業、実際は単なる車中泊トラベラー?!

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