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今日はスペイン料理のスープで、「ソパ・デ・アホ」。
アホのスープというと日本語からすると、ちょっと間抜けな語感ですが、スペイン語で「アホ」とはニンニクのことです。
「オニオン・グラタン・スープ」などは、よく知られているでしょうが、ヨーロッパのスープでは、バゲットを使うことも多いですね。
この「スペイン風にんにくスープ」もそのタイプで、多少固くなったバゲットも使えるので、キャンプなどの2泊目の朝ご飯におすすめ。
にんにく&パプリカが苦手でなければ、是非お試しあれ。
森ごはんレシピ「ソパ・デ・アホ(スペイン風にんにくスープ)」
総合:★★★★☆
美味さ:★★★★☆
手軽度:★★★★☆(調理時間約20分〜)
コスト:★★★☆☆(1人前=約250円〜)
満腹度:★★★☆☆
携帯性:★★★☆☆(1人前=約250g〜)
保存性:★★★☆☆(ベーコンとバゲットの保存に気をつければ、後は比較的日持ちする食材)
*アウトドアでの調理を前提として上で、独断で評価しています
*保存性とは、調理する前の食材に関するものです。
用意するもの(2人前)
・バゲット 2切れ
・ベーコン 30-50g
*本場のレシピでは生ハムを使うのが王道ですが、ベーコンでじゅうぶん代用できます。
・乾燥にんにくスライス 適量
*ふつうの生にんにくでいいのだけど、野外では乾燥させたものが便利。
・コンソメ 適量
・パプリカパウダー 適量
*味付けのキモは、パプリカパウダー。なければハンガリーのシチュー、グヤーシュの素でもいいのだけど、そっちのほうが日本では入手困難か。
・たまご Lサイズ1個
・塩胡椒 適量
「ソパ・デ・アホ」の作り方
1) バゲットは約1cm角、ベーコンは細切りにしておく。
2) 鍋にオリーブオイルをしき、にんにくスライス、ベーコンを弱火で炒める。
3) にんにくに香りが、ベーコンにも軽く焦げ目がついてきたら、バゲットを入れる。
4) パプリカパウダーを追加。
5) 水を約400-500mlを鍋に入れ、コンソメも加える。中火に。
6) 煮立ってきたら、溶いておいた卵を加える。
7) たまごが半熟になったら、火を止める。あとは余熱で、もう少し固めて、完成。
インプレッション
感覚的には、洋風の雑炊のようなものでしょうか。余ったお米の代わりにバゲットを、味噌や出汁の代わりにコンソメなどを使い、適当な食材をぶち込んで煮るだけ。
炭水化物、動物性たんぱくも入っているので、これだけで、1食にすることのもできます。
雑炊と同じく、各食材の分量は、あくまで「お好みで」でOK。にんにくがお好きな方は、たくさん入れてもいいし、逆に苦手な方は、2-3切れにしても、大丈夫でしょう。
味付けの肝となる、コンソメの濃度さえ間違えなければ、たいてい美味しく食べれると思う。
滋養強壮の素、にんにくを使っているので、トレッキングなどで「最後の一踏ん張り」っていう朝なんかにいいような気がしています。
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