「ごま」を育て、食べる
『リトルフォレスト』を読んでいて気になったメニュー。
実は「くるみごはん 」の回なのですが、くるみなんて都会では高級品、なかなか使えません。
と思って、コミックを読んでみたら、この回の最後に、くるみの代わりに黒ゴマを使った「黒ゴマごはん」が出ていたので、これならできるぞ!と。
番外編ですが、まずは「黒ゴマごはん」から作ってみました。
上出来! 胡麻の香りがたまりません。
味つけの醤油・砂糖の分量で、割烹で出されるようなシックな味にも、田舎のソウルフードになり得るかもしれません。
☆ ☆
この「黒ゴマごはん」、どうやって作るのか?
非常に簡単なので、ぜひ試してみてください。
元ネタである『リトルフォレスト』のコミックに載っているレシピは次の通りです。
「黒ゴマごはん」用意する食材
・米3合
・黒ゴマ 1/3合
・醤油 1/2合
・砂糖大さじ2杯弱
「黒ゴマごはん」レシピ
① 生のゴマからつくる場合、まず炒る。
(既成の黒ゴマをつくる場合は、ここから)
⓶ すり鉢で粗めにする
(好みもありますが、半分はゴマ粒そのままで、半分が形が残っているくらいでもいいと思います)
③ 研いだ米に、黒ゴマ、しょうゆ、砂糖を混ぜ、ふつうの水加減で炊く
以上! 簡単ですね。
黒ゴマを軽くすっている時点で香りに幸福な気分になるのですが、炊いているときにさらに香りが立ってきます。
自分の好みに微調整
うちの場合、米3合は多すぎるので、半分の1.5号で炊いてみました。
また、ちょっと醤油と砂糖が強すぎるような気がしたので、それらの分量を少し減らしています。
・米1.5合
・黒ゴマ 1/6合
・醤油 大さじ2杯
・砂糖 小さじ1杯
うん、個人的には、これくらいで、ちょうどいい感じでした。
米と胡麻の食材としての質を上げれば、ほんと割烹の〆として出てきてもいいくらいだなと、自画自賛です。
レシピ②:「ごまマフィン」
スイーツにも、ごまは万能です。
ここでは「マフィン」を紹介します。
トースターで焼いているので、焦げが出ないように、一般的なカップ型ではなく、フィナンシェのような平たいタイプにしています。
「ごまマフィン」材料
<材料>
つぶあん:小さじ1杯(お好みで調整)
小麦粉:150g
ベーキングパウダー:小さじ1.5杯
砂糖:50g
※甘さ控えめバージョンです。通常の甘さが欲しい方は、砂糖を70gに
バター:50g
牛乳30ml
「ごまマフィン」つくり方
① ボールにバターと砂糖を入れて混ぜる
② ①が白っぽくなったら、卵を加えて、均一に混ぜます。
③ 薄力粉とベーキングパウダーをふるいながら加え、ゴムベラなどで混ぜる
④ 粉っぽさがなくなったら、ごまを入れ、均一に混ぜる。ごまは、多少擂っておくと香りが出る
⑤ なめらかになったら、牛乳を加えて、さらに混ぜ合わせる
⑥ グラシン紙などを敷いた型に⑤を入れ、180℃のオーブンで20分焼く
⑦ 表面にこんがりとした焼き色が付き、竹串などを刺してねっとりとした生地が付かなければ完成
レシピ③:「鶏ササミの黒胡麻パン粉焼き」
①の「黒ゴマごはん」で、胡麻が中途半端に余ってしまったので、鶏ササミの衣に。
「香草パン粉焼き」のバリエーションです。別に揚げてもいいと思うのですが、それは好みで。
見た目からは伝わらないかもしれませんが、鶏のササミの下処理にも凝ってみました。
「鶏ササミの黒胡麻パン粉 低温焼き」レシピ
① 鶏ささみを塩水に、30分ほど漬ける。
⓶ 塩味は付いているので、そのまま小麦粉、溶き卵、ゴマを混ぜたパン粉を付けていく。
(普通にフライをつくるときの段取りで)
③ ⓶をオーブンなどに入れるトレイにのせ、1個につき、小さじ1/2くらいずつオリーブオイルやサラダオイルなど好みの油を散らす
④ 120~30度に熱したオープンで10分ほど火を入れ、裏返す。もう10分、120~130度で熱を入れる。
⑤ 140~150度に温度を上げ、さらに10分火を入れた後、オーブンを止める。
⓺ 10分程度、オーブンに入れたままにし、余熱を通せば完成。
「ごま」のまとめ
以上、「ごま」のレシピ集でした。
ほんと、ひと手間とも言えないくらいの手間=黒ゴマを軽く擂って、入れるだけで、これだけ特別感が出るなら、やってみない手はないと思います。
そもそもがゴマ好きだったら、満足度は高いはず。
日頃、愛用している、黒ゴマラテも、手作りでつくる方法を研究しよっと。
レシピ①「黒ゴマごはん」の元ネタはこちら
映画版
コメント