春の風物詩のひとつ「タケノコ(筍)」を、うちで茹でたことはありますか?
4~5月に食べるのが、最もおいしいといわれるタケノコを、春の旬のうちに満喫しましょう。
このページでは、生のタケノコの下ごしらえ、アク抜きの方法をご紹介します。
タケノコを使ったレシピはこちらに▽
タケノコ(筍)のアク抜きの方法は3つ
タケノコのアク抜きに関しては、大きく分けて3つの方法があります。
- 米ぬかを使う方法
- 重曹を使う方法
- 米のとぎ汁を使う方法
もっとも一般的なものは、1. の米糠(ぬか)を使う方法なのですが、そもそも米ぬかって何?っていう方も多いと思います。
非常に高い栄養素を持ち、漬物のぬか床に使われるほか、その酵素を使われた天然素材の美容品が人気を博していたりと、使いこなせば奥が深い素材なのですが、若干入手しづらかったり、根が張ったりと購入するのはちょっと…という方も多いと思います。
その場合は、食用の重曹のほうが、料理に関しては汎用性があるかもしれません。
また、米のとぎ汁を使う方法は、精米した米の表面に残ったぬかの成分を使うので、無洗米のとぎ汁ではできません。
手に入れたタケノコはすぐに茹でる
タケノコを美味しく食べる最大のポイントは、収穫したり、購入したりした後に、すぐ茹でることです。
たけのこは収穫直後からアクが増していくので、まずは茹でて、保存は水煮の状態で行います。
タケノコの切り方
米ぬか、重曹でも、タケノコの切り方は共通しています。
①:根元の固い部分を切り落とす(ついていない場合は省略)
②:穂先を5~6cmを切り落として、穂先側の皮を2~3枚残して皮をむく
皮の中にはアク抜きに有効な成分が含まれているので、数枚残します。
③:縦に2~3cm深さの切れ目を入れる
切れ目を入れると、火が早く通りやすくなり、皮がむきやすくなります。
①:米ぬかを使って、アク抜きをする方法
もっとも一般的なアク抜き方法です。
用意するもの
<材料>
米ぬか:一握り
赤唐辛子:1本
たけのこが身がすっぽり入るサイズの鍋と、タケノコが隠れる量の水
①:身がすっぽり入るサイズの鍋に、米ぬかとトウガラシを入れる
②:タケノコが覆いかぶさる量の水を入れ、強火にかける
③:沸騰したら、落し蓋をして、さらに弱火で40分~1時間茹でる
※茹で時間はタケノコこの大きさによって変わります
④:根元の太い部分に竹串を刺して、スッと通ったら茹で上がり。火を止め、鍋が冷めるまでそのまま置いておきます(湯止め)
※湯止めすることにより、アクを出し切りますので、茹で上がってすぐ流水で流すと、えぐみが残ってしまいます
②:重曹を使って、アク抜きをする方法
糠の代わりに重曹を使う方法ですが、段取りは糠を使った場合とほぼ同じです。
重曹であれば、山菜のアク抜きなどにも使えますし、保存もきくので、こちらの方が汎用性が高いかもしれません
用意するもの
<材料>
重曹:小さじ2杯
赤唐辛子:1本
たけのこが身がすっぽり入るサイズの鍋と、タケノコが隠れる量の水
①:水、重曹、鷹の爪を入れた鍋にタケノコを入れ、強火にかけます
②:沸騰したら、落し蓋をして、さらに弱火で40分~1時間茹でる
※茹で時間はタケノコの大きさによって変わります
③:根元の太い部分に竹串を刺して、スッと通ったら茹で上がり。火を止め、鍋が冷めるまでそのまま置いておきます(湯止め)
※湯止めすることにより、アクを出し切りますので、茹で上がってすぐ流水で流すと、えぐみが残ってしまいます
保存方法
茹でた後であれば、水を入れ容器などで保存できます。
タケノコが完全にひたるようにした状態で、フタをして冷蔵庫に入れておきましょう。
時々水を替えながら、しっかり水に浸けておけば、1週間程度は保存可能だとされています。
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