引き続き、移住後の生活において、自分のスキルや指向に合わせて、具体的に何ができるかということをイメージしたいと思います。
私自身が田舎移住に対して、いったんの目標に置いたのは、こんな感じ。
- 目指すこと①:半農半Xの生活を成り立たせる
- 目指すこと②:地域社会に貢献できるような活動、かつ誰かが生きるためのヒントになるような生活を追求する
- 目指すこと③:共感してくれる仲間ができたら、受け入れられる環境をつくる
先日、目指すこと①:半農半Xの生活を成り立たせるまで整理したので、本日は「地域社会に貢献できるような活動」について書いていきたいと思います。
地域社会への貢献できるかどうかが、移住成功への大きな鍵
10年ほど前に一度、田舎生活トライしたことがあります。
その時は、ライター業を少し、海外からの輸入代行を少し、週末は温泉旅館でバイトで食いつなぎ、空いている日には、ハマっていた登山を繰り返すという生活でした。
今思えば、楽しい思い出のほうが多かったのですが、結局は先が見えずに2年ほどで東京に戻ってきたのですが。
楽しさ半分、不安半分だったくらいの結論です。
楽しかったことは人生の宝として大事にするとして、今回の移住計画にあたって、その時の不安やうまくできなかったことを一回整理してみる必要があるでしょう。
それらをクリアする術を準備しておけば、満足度があがるはずです。
ざっと箇条書きにすると、こんな感じです。
- 集落に住む場合は、プライバシーはないと自覚する
- 地域の人たちのとの交流は積極的に
- その地域に永住する意思を表に出す
- その地域から収入を得るのではなく、他地域から収入を得る仕組みを考える
- 段階的な移住も考慮に入れる
基本は、地域の生活をリスペクトするということです。
田舎になればなるほど、昔ながらの「地縁」の感覚が強く残っています。
そりゃそうですよね。
自分やその先祖が開拓し築き上げた土地と、
それが最大のセーフティネットだったのですから。
自分に合ったやり方を
私の場合は、そういった古くからの文化を、フィールドワーク的に収集していきたいというプランを持っているので、とくに障害にはなりません。
ただ、自然環境だけ求めて移住を決める方には、その強いつながりが疎ましく思える結果になることはよく見てきました。
プライバシーを求めるのなら、都市に住んだ方がいいということです。
ただ土に触れたいなどということであるなら、週末農園でもいいでしょう。
あるいは、段階的に移住するという手もあります。
まずは、都市に近い人間関係が築ける別荘地を選び、週末移住から徐々に慣らしていくというやり方も検討したほうがいいと思います。
仕事を通しての地域貢献
祭りだったり、共同施設のメンテナンスなどに参加する地域の人々との交流は別として、仕事においても、その地域に役立つものであればベターだと思います。
私の場合は、web運営を生業にしていますので、そこに地域貢献のテーマを組み込んで展開していくことを考えています。
①:既存webサイト運営
既に持っているのは、ハイエンドなユーザーがターゲットの飲食系なので、地域の住民たちへのダイレクトな貢献は期待できません。
ただ、それほど競合が多いテーマではないので、飲食業・旅行業の景気が戻ってこれば、もっとも事業化しやすいサービスです(なんとか1年以内にそうならないかと願いたいところですが)。
なので、住民たちに対する貢献というより、法人化して行政に対して貢献することはできるタイプのサービスを既に持っていることは大きな安心材料です。
②:新規webサイト運営
現時点で考えている1つは、移住前提で考えた企画です。
このwebが育っていけば、飲食店や生産者をはじめとした事業を営んでいる地域の人たちには、ダイレクトに貢献できると考えています。
よくあるスポット紹介的なものも含みますが、もう少し深堀した企画が中心となるので、上手くできれば文化保護の観点から補助金などのサポートも受けやすいテーマかなとも考えています。
③:webサイト制作請負
いくつか漠然と移住候補地にしている場所にある飲食店を始めとした事業者のwebをチェックしてみたのですが、個人事業主に近くなればなるほど、良いサイトは少ないな、と。
で、どれくらい費用がかかっているのか気になって、何人かの知り合いに聞くと、結構な額という印象です。
作り込みのレベル次第ですが、それと比べるなら、個人でやれば5分の1の料金で十分ですね。
これまでの関係性もあるかもしれないので、新規参入にはハードルがあるでしょうが、格安かつメディアへの掲載もあるということが強みにならないかと考えています。
何なら、毎月牛肉〇kgとか、週一で賄いをごちそうになれるとか、物々交換もありかな?と。
例えば生産者だったら、実際につくっているものを日常的に親しんでいれば、メディアに反映できる知識となるというメリットがあります。
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