ローライコード試し撮り@御嶽渓谷

ネガフィルムを現像していたので、一日遅れの投稿だけど、細かいことは気にせずに。
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高水三山で、先日入手したローライコードの試し撮りをしようと思い、早起きして、青梅線へ。
ラッキーなことに、曇っていたので、ここ数日にしては、涼しめ。
実は、小雨や曇りは、カメラのテストには最適な天候だったりもする。
ピーカンだと、だいたいどんなカメラでも、それなりに良く写ってしまうものだけど、曇っていると、カメラ自体の実力(本当は腕もだけど)がよくわかる。
ただ、小雨程度かな?と予想していたものの、軍畑に着いたら、結構な雨脚。
普段なら強行しても大丈夫なくらいではあったのだけど、あくまで今日の目的はカメラのテストということで、無理をせず、御嶽渓谷の遊歩道を、ユルユルと。
いつもは、すぐ山に入ってしまい、多摩川周辺を歩いたことがなかったので、こういった散歩も、また楽し。
(↓続きますが、中判写真に興味がなければ、全然つまらないログだと思います)


ローライコードに関して、まず気になっていたのは、ファインダーが暗いという評価が多かったこと。
少なくとも今回に限っては、だいたいのシーンで、ルーペを使わずにピントの山が掴めたので、ぼくにはこのままで十分……と思ったのだけど、現像してみると、全体的に微妙にピンが甘い。
カメラ自体の調整の精度というより、プリント時の問題だろう。
一枚30円のサービスプリントだから仕方ない。
ただ、もしかしたら、少し手ブレになっているかもしれない。振り子式のようなレバータイプのシャッターを使うのは初めてなので、その影響か。
やっぱ、レリーズソケットに取り付けて、プッシュ式のシャッターにするアタッチメントを取り寄せた方がいいかな。

下記、テスト結果だけど、写真自体の出来をあまり真剣に見ないでくださいね。
チェックしたいポイントに合ったシチュエーションを、撮っただけなので。
アップした画像は、基本的にネガからL判でサービスプリント→EPSONのGT-X770でスキャンしたものなので、色味はあまりアテにならないし。
まずは、遠景。

小雨の割には、じゅうぶんとも言えるかもしれないけど、もう少しカメラの力で抜けがよくなると思っていたのだけど。
そこは、期待値が高すぎたね。
次に、川面に靄が立っている多摩川の姿を。


もう少し靄が多めの方が写真的には美しいけど、あくまでテストなので……と言い訳しつつも、それなりに空気感は出ているので、まあまあ満足。
中判カメラを使うメリットは、個人的には、解像度の高さよりも、空気感を捉えることだと思っているので(まあ、結局は、デジタルにスキャンする段階で、そのメリットの大部分が失われるけど)、こういった微妙なトーンがどれくらい出るか?は重要。
とは言いつつ、ディテールの再現性も気になるので、木を。

ちょっとわかりづらかったので、ネガフィルムをスキャナーで読み込み、一部分をアップしてみると(6400dpiで読み込んだ後、photoshopでトリミング。それを1200dpiに縮小)。

個々の葉っぱのエッジが、これだけ滲まずに出ていればじゅうぶんかな。
そんなに大きく伸ばすことはないけど、半切りくらいのサイズには対応できそうだ。
森林限界より上の稜線なら、35mmでもコンデジでもカメラは何でもいいと思う。
けど、こういうディテールを見ると、やはり木などの複雑な模様が入り込んでくるときは、重くても中判カメラを持って行こう、という気分になるなぁ。
さて、ちょっと光が足りないシチュエーションでは。


暗部のディテールは、少しつぶれ気味。
あくまでハッセル+カールツァイスと比べてしまうとで、ふつうここまで出ていれば、かなりのハイクオリティだと言えるのかもしれないけど。
プリントをちゃんとしてもらえば、もう少し改善できるだろうけど、この点は、注意して使わねば。
続いて、もう2つ。


花を撮りたかったというより、ボケ味が見たかった2点。
基本的には、悪くない。
ただ、下の写真の左上のリフレクションが、角張ってボケている。
あれっ、どうしてだろう?
なぜ「ローライコードIV型」を選んだかというと、このモデルまで絞りがほぼ円形だったから(最終モデルである「V型」は絞りが五角形なので、ボケも五角形になる)という理由も大きいので、ちょっと不満。
ここは、もうちょっと研究せねば。
この日、晴天で空気が澄んでいるときの描写は、当然チェックできなかったのだけど。
その場合、ポイントとしているのは、まず遠景がしっかりクリアに出るか。
古いカメラの場合、意外とここが難しい。
カメラの設計が問題になる場合もあるし、個体差が問題になる場合もあるのだけど、無限遠(∞)でピントが厳密に合ってないときもある。
もう一つは、空などの青のトーンかな。
ただ、このローライコードにも付いているシュナイダーのレンズは、基本的に青系に強く、すっきりとした描写をする印象なので、たぶん大丈夫だろう。
あわよくば、もう一つ期待していること。
それは、長時間露光の天体撮影だったりもする。
これは、デジタルの長時間露光だとノイズが出て、かなりキツいという定評なので(最新の機種で、問題なく使えるのは出たのかな?)。
今回手に入れたローライコードは、個体のコンディションとしても、十分使えるカメラであることはわかったので、その辺りは今度ちゃんと山行したときに、試してみればいいか。

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